今日はやけに寒いと思ったら雪でした。今日から生活に昼寝を取り入れようと思っていましたが、そんなこんなで外に出てしまいました。
本はいつだったか古本屋さんで買った徳田秋声の『黴』を読み始めていますが、旧仮名遣いなのですいすい読むというわけには行きません。ですが、これ、なんとも愛らしい本でしょう? おそらくカバーなどがあったとは思いますがとてもきれいで50年ほど前のものとも思われません。明治の本を昭和47年に復刻したものですがこれは明治のデザインなのかしら。どちらにせよ、買ったはいいが読まずだったのではないでしょうか。
閑話休題。『闇のバイブル/聖少女の詩』の予告をようやく観たのですが、エピソードは結構そのままなぞっているものの、なんか違う……。全篇観れば印象が変わるかもですが(ニコニコにあったのでそのうち観ます)年齢設定からして違いそう。14歳くらい? 吸血鬼のお話になっちゃってるのかな。中途半端なロリコン映画みたいになってるのが残念な感じ。火炙りのシーンも違和感。もっと緊迫してた感じなので。でもおそらく聖職者をいかがわしく異端な感じで描いているだけでも、当時としてはかなり不道徳で前衛的なのかもしれませんね。
読んだイメージはもっと薄暗い重厚な建物でもっとおどろおどろしい感じでしたし、ヴァレリアはもうちょっと知的で冷静な17歳なのですが。それを思うと本の装画はとても良いですね。それにしてもひどい邦題だわ……。