バス女

 

 



1100

発車します。

 

1134

断固として口を開こうとしないペットボトル氏に辟易。

もうかれこれ30分の格闘。腹立たしいので車中置き去りにすることをひそかに決意。

 

1150

隣席の白人男性のしゃっくりが止まらない。かなり気になる。

 

1200

約束の時間まであと30分。間に合うか不安。来月末の電車開通に思いを馳せる。待ち遠しい。

 

1210

ペットボトル氏をもう一度ひねりあげてみる。口は開けぬくせに水が染み出してくる。欠陥品の称号を君に。

 

1213

渋滞にはまる。動かないのは焦る。現実逃避。

「しゃこ」について考える。生きているしゃこの姿やいかに。見たことがない。

 

1219

ようやく流れる。何とか間に合いそう。

(2005年7月7日)