この冬、廃盤になろうとしているTime Capusuleを駆け込みで買った。
WIndowsとMac、両方のデータを保管できる機器はそうない。
1997年にはじめてデジタルカメラを買ってからこっち、一体何枚の写真を撮ったことやら。整理しようにも、一覧できないとどうにもならない。
しかしデータはMacだったりWIndowsだったりケータイだったりスマホだったりいろんなところに入っている。それを全部集約できるのは知る限りTime Capsuleだけだったから、生産中止と聞いて焦った。
そもそもクラッシュなどですでに失ったものも多い。
「メイル」のやりとりはホームページになり、ブログになり、ミクシィになり、Twitterになり……吐き出されては消され、あるいはIDやパスワードを考えては忘れ、消したくても消せなくなった。そんなともすれば一瞬で消える儚い不安定なデータたちは、それでもそのときどきを微細に映し出している。
2005年の私は今とは別人だ。